SteinbergのIXO22を買ったのでRMAAしてみた

2025.02.09  |  ハードウェア, 音楽

[以前の関連記事] : NATIVE INSTRUMENTSのKOMPLETE AUDIO 6を買ったのでRMAAしてみた

以前、NATIVE INSTRUMENTSのKOMPLETE AUDIO 6というオーディオインターフェイスを購入した時に、RMAA(RightMark Audio Analyzer)をやってみて、その結果をこのブログに書きました。それ以来、約13年もの間、そのKOMPLETE AUDIO 6を使用し続けてきたのですが、ボリュームやらヘッドホンのジャックやらにがたが来てて、ハードウェア的にいい加減ちょっとあれだったので、先日、SteinbergのIXO22に買い換えました。

IXO22USB Audio Interface | Steinberg
https://www.steinberg.net/ja/audio-interfaces/ixo22/

そして、今回もRMAAやってみました。設定は、IXO22単体のループバック、OUTPUTのボリューム1時半、INPUTのゲイン9時、24bit/48kHzです。

http://www.perfectsky.net/misc/20250209.html

KOMPLETE AUDIO 6と比較しても、さらにワンランク上の素晴らしい数字です。けちの付けようがありません。実際に聞いた感じも、特定の傾向をほとんどなにも感じさせず完璧です。KOMPLETE AUDIO 6との比較で、今回は測定していないヘッドホン出力も含め、全体的に音がすっきりした印象もないわけではないですが、些細な話です。おそらくただの気のせいでしょう。このクラスであっても、オーディオインターフェイスの純粋な音質を問題にする時代はとっくに終わっているんだと思います。どういった使い方をするにしても、このデバイスに接続する他の機材の音質に気を配る方が、はるかに有意義ですね。細かく数字見ても、特記すべきことは特にありませんが、THD + Noiseのグラフを見る限り、この手のデバイスにしては歪は偶数次の比率が高めでしょうか?

AV WatchでもRMAAを計測されていますので、ぜひ参考にしてみてください。私の測定結果と比べると、傾向はよく似ていますが数字がさらに良いです。

【藤本健のDigital Audio Laboratory】2万円を切る、Steinbergのお手頃USB-Cオーディオ「IXO12/22」実力検証!-AV Watch
https://av.watch.impress.co.jp/docs/series/dal/1582360.html

音質以外についても少し書いておくと、ハードウェアの作りはやや安っぽいです(13年とは言いませんが、5年はもってほしいな…)、って実際にめちゃ安いので仕方ないのですが… 特にIXO12が激安で、IXO22と価格ほどの違いが仕様には無いように思えますし、少なくとも個人的にはIXO12でほぼ間に合ってたのですが、なんとヘッドホンのボリュームがLINE出力と共通! さすがにそれは困るので、IXO22を選んだ次第です(うー、このちっこいノブが5000円近くするなんて…(泣))。それから、小さくて軽いのは持ち運びには良いでしょうが、持ち運ばない人間にとっては、ここは間違いなくもう少し大きくて重いほうが使いやすいと思います。特に重さが軽すぎて、プラグをジャックに刺す時に本体が簡単に動いてしまいます。が、これはまあ仕方ないですね。あと、MONITORスイッチの長押しでループバックのON/OFFが一発でトグルできますので、購入された方はぜひ覚えておいてください。

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