ナニゴケをアップデートしました (Ver. 1.12.0)

ナニゴケのNNを新しくしました。

ナニゴケ – コケ植物の種類を判別するWEBアプリ
https://www.nanigoke.net/

今回は、判別可能な種に、「アサイトゴケ」、「エゾミズゼニゴケ」、「オオギボウシゴケモドキ」、「ツチノウエノコゴケ」、「ヤノウエノアカゴケ」が追加されました。41500枚だったTrainのデータ数は、45900枚になっています。そしていつものように、TensorFlow.jsも最新のバージョンにしています。

今回のバージョンはかなり前に学習自体は終わっていたのですが、この不具合でNNのモデルのTensorFlow.js用への変換ができずに、ずっとほったらかしになっていました。手元のWindowsでだめで、AWS EC2のG5gのUbuntu 22.04でもだめで、まあその内直るだろうからと思っていたのですがぜんぜん直らないし、仕方ないので最近になって、さくらのクラウドのUbuntu 22.04に持って行ってようやく変換できました。これ、かなり以前から多くの人が報告しているのに、なんで直らないんですかね? ちょっと不思議です。

それから、これもまたもうかなり以前の話になるのですが、「自然散策が楽しくなる! コケ図鑑」という本を買って眺めていて、その中の今回新しくカテゴリを切ったエゾミズゼニゴケのページを見た瞬間、「あっ、これはたぶんやらかしてる」ってなりました…(泣) ごめんなさい、今までホソバミズゼニゴケとしていたデータの半分以上が、エゾミズゼニゴケで間違いないと思います。少し言い訳させていただくと、最初の最初からずっとおかしいとは思っていて、ナニゴケにホソバミズゼニゴケのカテゴリができるのが遅くなったのも、このあたりがはっきりしなかったからです。エゾミズゼニゴケの線も相当考えましたが、寒冷な地域のみに見られる(まあ平凡社には北海道~九州って書いてあるんですが…)レアな種なのかと思ってて、まあ生育環境の違いかなとしてしまっていました。個人的には、エゾミズゼニゴケはホソバミズゼニゴケより10倍ぐらい馴染みがあって(笑)、ネットに情報が少ないのが、本当に本当に謎です… ちなみに、「自然散策が楽しくなる! コケ図鑑」は古木達郎・木口博史両先生のとても良い図鑑ですので、気になっていた方はぜひ購入を検討してみてください。

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