ついに決戦の時が! 第2回将棋電王戦
ついに明日23日から、第2回将棋電王戦が始まります。
第2回将棋 電王戦 HUMAN VS COMPUTER | niconico
http://ex.nicovideo.jp/denousen2013/
もう本当に本当に楽しみです。一応、私も結果を予想しておきます。プロ棋士側はひねった事をやるつもりはあまりなさそうなので、コンピュータの4勝1敗でどうでしょうか?
昔、橋本崇載八段がTACOS相手にふざけてたら(笑)、そのまま負けそうになったことがありましたが、あの時負けなくてほんと良かったですね。もし負けてたら、その後、人間対コンピュータの将棋対決がこんなに盛り上がることもなかったでしょう。
[追記 2013/3/23]
第1局は、阿部光瑠四段の勝ちでした。もうなんか完勝でしたね。この第1局がプロ棋士が勝つ確率が一番高い対戦かなとは思っていたのですが、とはいえ、コンピュータがひとつ負けたので、もう私の予想は外れそうです…
[追記 2013/4/2]
第2局は、ponanzaの勝ち。歴史的な対局となりました。ただ、コンピュータが勝ちはしましたが、私はコンピュータを過大評価し過ぎてたかなと、思わせられた対局でもありました。57手目の5四歩あたりは、「この形は絶対コンピュータは負けない」と思っていたのですが、その後かなりあっさりと形勢を損ねてますし…
[追記 2013/4/7]
第3局は、ツツカナの勝ち。184手の大熱戦でした。ここまで3局のコンピュータの印象は、序盤は思ったよりはしっかりしているけど、中盤・終盤は意外と頼りない感じ。完璧に指せてはいませんよね。
[追記 2013/4/14]
第4局は、なんと持将棋。まあすごい将棋でした(笑)。ちなみに、ここまでの4局、スーツ無敗、和服全敗らしいです。こういうのって、完全にただの偶然ではないのかもしれませんね。
[追記 2013/4/21]
第5局は、GPS将棋の勝ち。第5局まで来て、初めてコンピュータが気持ちよく勝ちました。三浦先生の出来が特に悪かったとかではなさそうなので、非常に価値がある勝利だと思います。最終的な結果は、コンピュータの3勝1敗1分けとなり、私の予想はちょっぴり外れました。というか、これは当たりませんね…(笑)
今現在のコンピュータと人間の棋力の関係を、私個人の感覚で書かせてもらうと、
GPS将棋は三浦八段に8割ぐらい勝てる。
だとすると、GPS将棋・羽生三冠・渡辺竜王あたりが実力いっしょぐらい。
もし、今現在GPS将棋より強いソフトが存在するのであれば、すでにコンピュータは人間を超えている。
そうでなくても2年後には、確実にコンピュータは人間を超える。
こんなものではないかと思います。今回の結果を受けて、ゴールデンウィークに行われる、世界コンピュータ将棋選手権が、がぜん面白くなってきたんじゃないでしょうか? 今回プロ棋士に勝ったソフトが予選落ちとか、本当にありえますからね。しかし、もしこれが第三回電王戦の出場資格決めるものなのであれば、決勝は8ソフトではなく10ソフトぐらいの総当りがいいように思います。なんとかなりませんかね?
第三回電王戦には、羽生先生・渡辺先生に必ず出ていただきたいです。もし出ないとなったら、さすがにそれは将棋連盟に学習能力が無いと言わざるを得ません。いまさら言っても遅いですが、毎回3年ぐらい遅いんですよ。プロ棋士がコンピュータをぼこぼこにするのも見ていて面白いと思うんですけどね。囲碁には同じ轍を踏んでいただきたくないですが、まあこっちは海外にもプロ組織があったりして、話がいろいろと違ってくるかもしれません。