チャレンジモード

COSUMIに、勝敗に応じて段級位が昇降格する「チャレンジモード」というのを作ってみました。

チャレンジモード
http://www.cosumi.net/mobile/challenge.html

COSUMIでは初めて、持ち時間のある対局ゲームとなっていて、方式は個人的に大好きなフィッシャーです。囲碁ではこれに限ると思っています。対局条件やコンピュータの強さは、もしかしたら比較的早い時期に微調整するかもしれません。もうあまりFlashはやりたくないので、今回はHTML5版のみです。

間接的にでも、他の人と競えたら面白いかなという発想で作ってみました。ぜひ、家族や友達といっしょに挑戦してみてください。

[追記 2014/11/2]
現時点では、六段になった人がまだいないみたいです。実際、そこまで難しくはないと思うのですが、必要があれば対局条件などを微調整したいと思います。

[追記 2014/11/9]
とりあえず六段になられた方はいるみたいなので、上の方はもういいかなと思うのですが、十五級の人の作り碁になった対局の勝率が62%程度しかなく、こっちはちょっとまずそうです… ということで、十五級はコミ15目ではなく20目でスタートとし、そこから十級まで、級位がひとつ上がるごとに2目ずつ減っていくということにします(そこから上は今までどおり)。対局条件などを変更することは、おそらくもうありません。

変更前までの、それぞれの段級位の人が打った、作り碁になった対局の数のグラフを載せておきます(作り碁だけに限定しているのは、それがすぐに調べやすかったからです。それ以外の理由はありません)。

どんなに強い人でも最初は十五級ですから、左側のボリュームが大きくなるのは当然です。またさらに、強い人ほど負けている碁を作らないで投げる割合が多そうですので、だとすればこれも右側のボリュームが減る原因になります。というようなことを考慮しつつ見ていただくとして、やはり気になるのは、二級をピークとした小さな山ですね。まあ、ここが平均的な囲碁プレーヤーなのでしょう。ざっくり言って、COSUMIのチャレンジモード二級は、KGSで同じく2kぐらいでしょうか?

[追記 2015/3/26]
ちょっと気になったので、もう一度、最初から現在まで全期間のデータでグラフを作ってみました。

やはり、ピークは二級ぐらいのようです。

置かせ碁

COSUMIの15路盤と19路盤で、相手に石を置かせた対局ができるようになりました。

オンライン囲碁ゲーム COSUMI
http://www.cosumi.net/

COSUMIがもっと強くなるのが本当は一番いいのですが、15路盤と19路盤ではもうそれはちょっと無理だと思うので、こういう形でお茶を濁しておきます。

祝1000万敗!!

COSUMIが1000万敗を達成しました!

オンライン囲碁ゲーム COSUMI
http://www.cosumi.net/

もう何を見ても驚かなくなりました。とりあえず続けてさえいれば、1億敗だってありうるんじゃないかという気にすらなっています…(笑)

今日のGoogleトップページのロゴは本因坊秀策です

今日のGoogle(google.co.jp)のトップページのロゴは本因坊秀策です。

https://www.google.co.jp/

最初見た時、碁石の意味するところがすぐに分からなかったのですが、普通に「Google」でした(笑)。どうしても、「Go」の部分が瞬時に「碁」に変換されてしまって… しかし、そうなると秀策と碁盤を、「Google」の4文字目のgに見立てていることになりますが、いつも感じますがちょっと無理筋ですねえ… 碁盤の上で、初手の小目から最後は「秀策のコスミ」までがアニメーションで打たれるのですが、「秀策のコスミ」は7手目で、それがアルファベットで7番目の文字、gを表しているということかもしれません。

さらに、本当に毎度のことですが(笑)、すばやくCOSUMIのアクセス解析もチェックしてみると、英語ページへのアクセスが見たことない数字になっています(それ以外も多め)。てっきり日本だけでの表示だと思い込んでいたので少しびっくりしたのですが、こちらのページに今回のDoodleの詳細が載っていて、表示地域は日本、台湾、インドネシア、ラトビア、ウクライナ、ギリシャ、ドイツ、アイルランド、ポルトガル、コロンビアとなっています(たしかにこれらの国々からのアクセスが多い)。もう少し多くの地域で表示してもらえたら、囲碁の普及に大変役立ったのではないかと思うと同時に、どのような理由で、これらの国々だけに限定されているのかという疑問も少し湧いてきます。

[追記 2014/6/10]
6月1日から6月9日までの、COSUMI全体のアクセスの推移です。

そしてこちらが、英語ページのアクセスの推移です。

11路盤にレベル4を追加しました

COSUMIの11路盤に、レベル4の強さ設定を追加しました。

オンライン囲碁ゲーム COSUMI
http://www.cosumi.net/

9路盤はレベル5、11路盤はレベル4、13路盤はレベル3までという現状は、かなり限界に近いです。少なくとも当面の間は、これ以上はありません。

FAQページを用意しました

このブログのコメントや、その他ネット上でよく見られるCOSUMIに関する質問に対する回答ページを用意してみました。

よくある質問 – オンライン囲碁ゲーム COSUMI
http://www.cosumi.net/faq.html

このブログにご質問いただける場合は、事前に一度、こちらに目を通していただけるとありがたいです。

囲碁電王戦が始まります

2014.02.02  |  Zen, 囲碁  |  Comments (3)

囲碁電王戦なるものが始まるようです。

第1回 囲碁電王戦 | ニコニコ動画
http://ex.nicovideo.jp/denou/igo/

とりあえず今回の一番の見どころは、13路盤の対江村棋弘アマ戦でしょうか? この対戦が、今回の中では一番人間が勝ちやすいと思いますが、プロレベルの実力と言って差し支えない江村さんに、Zenが一発入れる可能性も全くないわけではないと思います。もしそんなことになれば、19路盤4子なんかとは比べ物にならないインパクトですが…

それにしても、発表から開催までの日にちがかなり短いように感じます。相当急に決まったんですかね?

COSUMIで打たれた9路盤の棋譜を公開します

COSUMIの9路盤レベル5の対局の内、ユーザが勝った棋譜を、黒番白番それぞれ5000局ずつ、計10000局分公開します。

オンライン囲碁ゲーム COSUMI
http://www.cosumi.net/

人間が打った9路盤の棋譜を大量に入手するのは、意外と難しいように感じたので、なにかの役に立つかと思い公開することにしました。大量の棋譜をひとつのSGFファイルにまとめたら面白いかなとか、Fuego使って名局を探してみようかなとか、以前ちょっとだけ考えたことがあるんですが、なかなか腰が重くて未だできてませんので、もし誰かがやってくださるとうれしいです。もちろん、マンパワーで「COSUMI名局100選」を選出していただいても(笑)良いと思います。

今回公開する棋譜は直近の対局分なのですが、具体的にはだいたいここ20日間ぐらいの間に打たれたものになります。

http://www.perfectsky.net/misc/cosumi_9x9level5.zip

少し話は変わりますが、以前にも書いたとおり、白番よりは黒番持った方がほんの少し勝ちやすい傾向が今もあるようです。

[追記 2014/1/13]
公開した棋譜を少し眺めていたんですが、かなり頻繁にGNU Go先生が終盤でファンタしてますね(笑)。まあこれは、以前から分かってたことではあるんですが、でもこんなに多かったかなあ? ということで、少し調べてみることにしました。

COSUMIの9路盤レベル5では、まず独自のオープニングブックを使い、それが切れると38手目までFuegoが打って、その後GNU Goが終局まで打ちます(とは言っても、実際はいろいろ例外があります)。それを踏まえて次のグラフを見てください。

今回公開した棋譜の内、ユーザが黒番だった対局の、総手数が50手以上の対局(4202局)の30、34、38、42、46手目終了時点の形勢を、Fuegoを使って調べてみました。win rateが100%に近いほど黒番の人間ユーザが優勢ということになります。

まず驚くのは、34手目終了時まではやや左に偏っていることです。9路盤で34手目といえばだいぶ後の方ですが、ここから最終的には右端に張り付くんだと考えると、これはかなり特異な印象を受けます。そして、その前と比較して、38手目終了時以降は急に差が大きくなっているような気がしますので、これはやはり、GNU Go先生はファンタジスタと言わざるを得ませんね(笑)。個人的には46手目終了時のグラフを見ただけでも、ちょっと悲しくなります。30%以下からなんて、普通はそこからひっくり返らないんですが…

Fuegoにヨセを打たすとかなり不自然になるのでGNU Goを使っている訳ですが、GNU Goの手を一度FuegoでチェックしてだめそうならFuegoが打つとかは、した方がいいかもしれません。一番いいのは、GNU Goが後ほんの少しでいいので、強くなってくれることなんですが…

[追記 2014/1/14]
昨日のグラフに、10手目と20手目終了時点の形勢も調べて追加してみました。

さらに9路盤のレベル1も調べてみました。レベル5と同じくユーザが黒番で勝った直近の対局5000局の中から調べたのですが、総手数がレベル5の時より大幅に短いものが多いので(碁盤を真っ二つに分けたような分かりやすい対局が多いんです)、総手数は50手以上ではなく40手以上の対局(それでもたったの2217局しかありません)としました。ちなみに、レベル1ではまず独自のオープニングブックを使い、それが切れるとそこから終局までGNU Goが打ちます。要するに、レベル5のFuegoが打っているところをGNU Goが打つのと同じことになります。

うーん、これが普通だと思います。レベル5の方はちょっと問題がありますね…